「やりたいことは、頭の中でちゃんと分かっている」 「情報も集めて、計画だって立てている」 「それなのに、なぜか一歩目が踏み出せない」
そして、期限ギリギリになってようやく焦って動き出したり、逆にふとした興味スイッチが入ったときだけは一気に進んだりする。
そんな自分を見て、「こんなにやりたいはずなのに、なんで動けないんだろう」「私って本当に意志が弱くて、やる気がないんだな……」と自己嫌悪に陥っていませんか?
でも、最初にお伝えしたいことがあります。
あなたが動けないのは、「やる気」や「情熱」が足りないからではありません。
ただ、「あなたが動き出すための条件」がまだ整っていないだけなのかもしれません。
「やる気」があれば動ける、という誤解
私たちは幼い頃から「やる気を出して頑張りなさい」「本気になればできる」と言われて育ってきたため、行動できない原因をすべて「やる気(意志の力)」のせいにしてしまいがちです。
けれど、人の行動の仕組みはそれほど単純ではありません。
頭の中でどれだけ「やりたい!」と熱量があっても、脳が「どう動けばいいのか」「今は動いても安全か」を判断できないと、ブレーキがかかってフリーズしてしまうのです。
つまり、「やりたい気持ち(やる気)」と「実際に体が動くこと」は、まったく別のスイッチで動いています。
あなたが動きやすくなる「環境の条件」とは?
「やる気」という曖昧なものに頼るのをやめて、「自分がどんな条件ならスッと動けるのか?」という起動スイッチ(行動の仕組み)に目を向けてみましょう。
人によって、動き出せる条件は全く異なります。
たとえば、以下のような「きっかけ」があって初めて動けるタイプの方がたくさんいます。
- 「期限」があると動ける (締め切り直前になると集中力が一気に高まる)
- 「具体性」があると動ける (「ブログを書く」だと動けないけれど、「1行目の見出しを決める」まで細分化すると動ける)
- 「小さなゴール」があると動ける (完成を目指すのではなく、「5分だけパソコンを開く」なら始められる)
- 「外からの刺激」があると動ける (カフェに行く、誰かと約束する、一緒に作業する人がいるとスイッチが入る)
「期限がないと動けないなんて、ギリギリにならないとやらないダメな奴だ」と自分を責める必要はありません。
ただあなたにとって「期限(枠組み)」という条件が、行動をスタートさせるための大切な燃料だった、というだけのことです。
「自分を動かす条件」を知ることから始めよう
「やりたいのに動けない」と悩んだときは、自分を責めて無理やりやる気を絞り出そうとするのではなく、こう問いかけてみてください。
「今の私には、どんな条件(きっかけ)が足りないんだろう?」
- 目標が大きすぎて、最初の一歩が具体的じゃないのかもしれない
- 選択肢が多すぎて、脳が迷っているのかもしれない
- 静かな部屋よりも、少し雑音がある環境の方が動きやすいのかもしれない
自分のせいにするのをやめて、「動き出すための条件」を実験するように1つずつ整えてあげることが、一番楽に一歩を踏み出すコツです。
自分の「取り扱い説明書」を手に入れよう
「やる気がない」という言葉で片付けてしまうと、せっかくの「やりたい」という大切な気持ちまで打ち消されてしまいます。
あなたの中に「やりたい」という思いがあること自体が、とても素晴らしいことです。
あとは、その想いをカタチにするために「私は何があると動ける人なのか?」という自分自身の仕組みを知っていくだけ。
動けたときの状況を振り返って、何があると動けるのか、仕組化してみてくださいね。
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