セラピストSueです。
「同じ本を読んだのに、あの人はどんどん変わっていく」「講座で学んだ内容には納得しているのに、どうしても行動できない」
そんな自分を見て「やっぱり私は意志が弱いのかな」と感じたことはありませんか?
でもそれは、やる気や根性の問題ではありません。変われる人と変われない人の違いは、今の自分に合った「心の処方箋」を受け取れているかどうか。その違いだけなのです。
「正しいアドバイス」が、あなたにとって正しいとは限らない
世の中には「まず行動しましょう」「スピードが成功の秘訣です」というアドバイスがたくさんあります。もちろんそれで変われる人もいますが、その方法で苦しくなる人もいます。
それは能力の差ではなく、心の現在地が違うからなんですね。
色彩心理から見る「行動の違い」
私が研究している色彩心理では、人にはそれぞれ行動の特徴があります。

イエローの質が強い人は「動」のエネルギー。
良いアドバイスを聞くと「よし、やろう!」と一気に熱が上がります。
しかしその分、新しい刺激にも反応しやすく、別の情報が入るとそちらへ意識が移ってしまうことがある。だから「納得したのに続かない」という状態になりやすいんです。
一方、ブルーの質が強い人は「静」のエネルギー。良いアドバイスを聞いてもすぐには動きません。一度持ち帰り、自分の中で整理し、「これなら大丈夫」と納得できて初めて動き始めます。そのため「スピードが大事」という環境では、焦りから防衛センサーが働き、かえって動けなくなってしまうこともあります。
でも、本当に大切なのはカラーだけではありません
同じブルーの人でも、安心している人と、強い不安や焦りを抱えている人では反応はまったく違います。つまりカラーだけでは説明できないんですね。
そのとき心が何を守ろうとしているのか、どんな防衛反応が働いているのか。そこまで見て初めて、その人に合った「処方箋」が見えてきます。
コラージュセラピーが教えてくれた、本音と建前
以前、コラージュセラピーを受けてくださったクライアントさんのお話です。
その方は「もっと売上を上げたい」とおっしゃっていて、コンサルタントからももっと行動するよう勧められていました。ところがコラージュに並んだのは、ビジネスとは関係ない南国のリゾートばかり。
話を伺っていくと、本音は「本当はゆっくり安心して暮らしたい」という思いでした。頭では「もっと頑張らなきゃ」と思っているのに、心は「もう休みたい」と言っている。
この状態でさらに「もっと行動しましょう」というアドバイスを受けても、心はブレーキを踏むしかありません。動けないのは怠けているからではなく、心が自分を守っていたからなんですね。
現在地を間違えたまま努力すると苦しくなる
私たちは変われないとき、もっと頑張ればいい、もっと努力すればいい、そう考えがちです。
でも地図を見るとき、最初に確認するのは目的地ではありません。現在地です。心も同じで、現在地が分からないまま努力すると、努力するほど苦しくなってしまいます。
自分に問いかけてみてください
もし今「変わりたいのに変われない」と感じているなら、こんな質問をしてみてください。
「このアドバイスを実行できないのは、私がダメだから?それとも、今の私の特性や心の状態に、この進め方が合っていないだけ?」
この問いが、心を責めるループから抜け出す第一歩になります。
「現在地」が分かれば、人は変わり始める
人は正しいアドバイスで変わるのではありません。今の自分に合ったアドバイスで変わります。
だから私が色彩心理やコラージュセラピーを通してお手伝いしたいのは、未来を決めることではありません。その人自身も気づいていない「心の現在地」を一緒に見つけることです。
変わりたいのに変われない。そんな自分を責める前に、まずは今、自分がどこに立っているのか。そこから一緒に見つけていきませんか。
