家族でも、職場でも、夫婦でも。
相手のためを思って話しているのに、なぜか分かってもらえない。
そんな経験はありませんか?
私もセッションをしていて、よく感じることがあります。
伝え方が悪いわけではありません。実は、人にはそれぞれ「見ている世界」が違うからです。
「分かってほしい」は自然な気持ち
誰でも「ちゃんと考えている」「相手のために言っている」と思っています。
だから「どうして分かってくれないの?」となる。
これは悪いことではありません。
人は「正しい」では動かない
ここが今日一番伝えたいことです。
人は、正しいから動くのではありません。「自分にとって意味がある」と思えたときに動きます。
例えば「この方法が正しいよ」と言われても動けない人が、「これならあなたがもっと楽になるよ」と言われると、すっと受け入れられることがあります。
正しさより先に、決めるべきこと
私たちは人間関係で苦しくなるとき、つい「私が正しい。」「相手が間違っている。」というところに意識が向きます。
でも、本当に大切なのはそこでしょうか。
夫婦で言い合いになったとき。本当に欲しいのは「私が正しいと認めてもらうこと」ではなく、安心して過ごせる関係だったりします。
職場なら、「自分の意見を通すこと」ではなく、仕事がスムーズに進むことかもしれません。
子育てなら、「親の言うことを聞かせること」ではなく、子どもが安心して成長できることかもしれません。
つまり、まず決めるべきなのは、正しさではなく「何を得たいのか」。
そこが決まると、伝え方も、関わり方も、自然と変わってきます。
日常のプレゼンテーション
プレゼンは仕事だけではありません。夫婦でも。子育てでも。職場でも。毎日しています。
自分の考えを説明するだけではなく、相手が受け取りやすい形に翻訳すること。それが日常のプレゼンです。
そしてその翻訳は、「何を得たいのか」が決まっていて初めて、正しい方向に向かいます。
見えている景色が違う
ここで、色を使います。
色で人を分類したいわけではありません。色を見ることで、その人が何を大切にしているか、どんな景色を見ているかの違いを理解できることがあります。
だから「どうしてこの人は分かってくれないの?」が、「この人は私と違う景色を見ているんだ」へ変わります。
「この人は良い・悪い」ではなく、「この人は何を大切にしているんだろう」「何を守ろうとしているんだろう」。そんな視点で見ていくと、相手を変えようとする関わり方から、目的を一緒に叶える関わり方へと変わっていきます。
理解はゴールではない
理解できたら終わりではありません。
理解できたからこそ、相手に届く言葉を選べる。ここまで含めて「人を理解する」だと私は思っています。
正しい・正しくないを決める前に、何を大切にしたいのかを決める。
これはカウンセリングでも、マーケティングでも、夫婦関係でも、子育てでも、すべてに共通していることです。
まとめ
人を理解することは、相手に勝つためではありません。
良い・悪いを決めるためでもありません。
「私は何を大切にしたいのか。」
「そのためには、この人とどう関わればいいのか。」
その答えを見つけるためにあります。
色は、その違いを知るための入口です。
